イベント報告

あきる野9条の会
ホーム
イベント報告

06.05.13 一周年記念イベント

案内チラシはこちら ポスターはこちら プログラムはこちら

5月13日、秋川キララホールで発足一周年を記念して「憲法9条を守る力を強く大きく」のスローガンを掲げ、二年前にイラクで拘束された体験を持つ郡山総一郎さんの講演やあきる野在住の国際的なピアニストである関裕子さんのピアノ演奏などのイベントを開催し460名の市民が参加しました。

イベントはあきる野9条の会事務局の山下千尋さんの司会ですすめられました。オープニングに市内の各コーラスグループの有志33名が合唱曲「ねがい」を歌い上げました。

開会の挨拶に立った82歳になった筆頭代表の瀬沼辰正さんが、イベントを取り組む中で賛同者が800名を越え、発足時64名であった氏名を公表しての呼びかけ人は5倍近い312名になったと報告、「憲法9条は一字一句変えてはならないとの思いをますます強くしているが、自分のペースだけでやっていたのでは改憲を阻止できない、9条を守る力を急いで大きくしよう」と呼びかけました。

ピアニストの関裕子さんは、「音楽家として生活いていけるのも平和のあるおかげと思いながら演奏します」とリストのノクターンなど3曲を演奏しました。
  
また、森迫真喜さん(草花在住)が憲法の前文と第9条を、心をこめて読み上げました。
  
大きな拍手で迎えられたフリージャーナリストの郡山総一郎さんは「戦争の国の子どもたち」と題してイラクやイスラエル、カンボジアなどで撮った写真をスクリーンに映しながら、戦争と貧困の中で暮らす子どもたちの現実と日本と世界のかかわりについて1時間40分間、丁寧に時には怒りをこめて講演しました。

閉会の挨拶で前田眞敬事務局長は、憲法を学ぼう、市民過半数のアピール賛同署名を集めよう、市内各所に9条の会をつくろうと会の三つの訴えを発表、もう一歩前に出た運動を進めようと結びました。

ロビーでは郡山さんの写真集のサインセールも行われ、出口で訴えた募金は15万円に達しました。  ある男性は「郡山さんがどうして危険な国にいくのだろと疑問に思っていたので参加したが、話を聞いてよくわかった。応援します」と写真集に郡山さんのサインをもらいました。また、「写真の周囲のことや、写っている子どもの過去と今、そしてその後についても話され、一枚の写真に多くの情報と、撮った人の気持ちがこめられているのがわかった」「この会を知り希望がわいてきました。私にできることをしてゆきたいと決心しました」「今の日本がどうなっているのか子どもたちに伝えたい。9条の会が広がっていくことを願っています」「お話しや演奏を聞き、また多くの方々が参加していることに勇気をもらいました」と感想が寄せられました。
【写真】上から、郡山さん。合唱曲「ねがい」を歌うコーラスグループ。司会の山下さんと開会の挨拶を終えた瀬沼さん。ピアノを演奏する関さん。閉会の挨拶の前田事務局長。大きいスクリーンがある舞台。会場の様子。